1: 鉄チーズ烏 ★ 2019/06/08(土) 16:46:00.60 X+uPKCDJ9.net
■今なお絶大な影響力を持つテレビ界の抱える課題とは?

元日本テレビ放送網のヒットメーカーが、テレビ界の内幕を描いたフィクション小説を書き上げた。新米テレビマンを主人公として1999〜2016年までの民放テレビ局をモデルにした企業小説『泥の中を泳げ。-テレビマン佐藤玄一郎-』だ。その著者、吉川圭三氏が小説の世界でも描いた、今のテレビ界に蔓延する「視聴率至上主義」の弊害をリアルに指摘する。

■昔のテレビ局にはなかった「張り紙」

　民放テレビ局で受け付けを済ませ、厳しいセキュリティーゲートを越えて中に入ると、そこかしこに貼られているたくさんの紙が目につく。そこには前日放送された番組や著しい成績を挙げた番組のタイトルと視聴率の数字が赤い縁取りで、すべてのテレビ局員やスタッフや関係者を鼓舞するように書かれている。

　この紙は視聴率が悪い場合には出ないが、いい場合には必ず貼ってある。そして、調子のいいテレビ局では週の頭の月曜日に「4冠王獲得!」(ゴールデンタイム、プライムタイム、全日、ノンプライムの各時間帯)などと誇らしげに大きく掲示される。

　私は日本テレビ放送網を定年退職後、ほとんどのテレビ局に出入りしているが、このような貼り紙はNHKを除き、民放各局すべて例外なく各所で見かける。時にこの数字はスポーツ紙の芸能欄などにも「今週の週間視聴率ベスト20」とか「NHKの大河ドラマやフジテレビの月9ドラマが10%を割った」と、高視聴率でも低視聴率でもまるで大事件のように取り上げられる。

　公共放送であるNHKは受信料収入で賄われており、最近とみに国民に対する納入義務が厳しくなり、その額は年間で約7000億円だ。それを横目で見る民放テレビ局にとってはこれほどうらやましい収益構造はない。

　民放テレビ局は「視聴率」が基軸通貨だ。民放は各広告代理店と組み、スポンサー収入が経営の柱を支えている。民放におけるスポンサー収入はタイムとスポットに分かれる。タイム収入は各番組を提供するスポンサーが支払う。スポット収入は番組と番組の間(ステーションブレイク)に入るCMに支払われる。

　視聴率はこれらの収入に直結する。それゆえに民放テレビ局は視聴率の獲得が至上命令となっている。毎分視聴率や視聴者層の分析グラフなどの解析に力を注ぎ、「数字が出やすい」番組をつくる。それによって一部のテレビ局の収益性は高まった。ところが、過剰なほどの視聴率至上主義が弊害を生んでしまっているように私には見える。

　それは2019年現在、各局に同じような番組があふれるようになってしまっていることだ。スタジオでタレントを沢山ひな壇に乗せ、男性司会者と女性アナウンサーをMC席に置き、VTRを見せワイプで人気タレントの顔を抜く。どのチャンネルを選んでも、そんな番組がごまんとある。

　今、私はテレビの世界を離れITと映画と出版の世界にいる。この2年間、大手新聞でメディア時評をやっていたのでテレビを鑑賞し続けたが、同じような番組が横行しているのに辟易した。ユニークな番組を探すのに苦労したのだ。

　古巣のテレビ局の連中とたまに会うとほとんどがこう言う。

「もうSNSやゲームやネットのせいで、全体的に視聴率が落っこっちゃって、困ってますよ」

　コンプライアンス(法令順守)や労務管理などの厳格化も含めて、確かに環境の変化は否めない。ただ、視聴率至上主義で似たり寄ったりな番組があふれかえっている中で、かつて多様性と面白さを追求してきた民放テレビ局のダイナミズムが失われている面も、今のテレビが苦境に置かれていることと無関係とは言えないはずだ。

　私が1982年に日テレへ入社した時には、現在のように番組視聴率の貼り紙はなく、会議などで管理職が視聴率の傾向を読み上げることもまったくなかった。大問題を起こした番組(もちろんコンプライアンスは今に比べて緩やかったが)とシングル、つまり視聴率1ケタを続ける番組が終わることがあったぐらいだ。

>>2以降に続きます

東洋経済オンライン編集部2019/6/7
https://www.jprime.jp/articles/-/15314

11: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 16:52:02.36 JLIb9O1+0.net
ロケ番組に雛壇ワイプは不要、いらない芸人を押し付けてくる企業とは取引しなければいい。
ギャラ節約になるだろ

17: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 16:53:01.68 B9Cyd4HW0.net
昔の番組復活させろ

20: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 16:54:55.34 vfl5dvaF0.net
角川の人間がこんなこと言っても説得力皆無なんだが

26: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 16:57:08.76 OF9Xi2CD0.net
もう見てる側も新しい物でドキドキするより安心安全の番組がみたいんだろ
俺も落語は安定して見たり聴いたりしてられるしな
噺家が変わる事で十分楽しめる

31: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 16:57:51.04 CIDOvvB+0.net
じゃあお前が新しい企画をテレビ局に提案してやれよ。採用されるかは別として

63: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 17:08:00.29 9DJwXukd0.net
”1982年に日テレへ入社した時”
その頃だとBSもまだ無く番組総数が今ほどでなかったろと
それこそBSやケーブルテレビでチャンネル数が増えるころから制作陣が薄くなる=質の低下は言われてたぞ

83: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 17:18:31.37 MNo4PHTv0.net
余程の収益構造の革新がないかぎり、変わらないだろう

103: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 17:31:13.80 0vLF2l8d0.net
とりあえず話題になればいいみたいな考えで安易に炎上商法するのはやめてくれ

144: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 18:40:57.67 kJIkmeHn0.net
いや、視聴率至上主義ならまだいいんだよ
視聴率二の次で、芸能事務所や広告代理店やスポンサーしか見てないからダメなんだよ

なんで、こいつ主役起用すんだよいうドラマとか作ってるだろ

155: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 18:52:26.18 KuPsBHdv0.net
テレビしか無かった時代の人はいいよなぁ

164: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 19:19:31.26 /XDNuwzu0.net
https://hayabusa3.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1436437815/

167: 名無しさん@恐縮です 2019/06/08(土) 19:33:56.73 MhJ535710.net
賢い人に蘊蓄かたらせるばんぐみだげでいいよ

196: 名無しさん@恐縮です 2019/06/09(日) 02:20:58.62 sbkCb69i0.net
CMが又安直で薄っぺらだからな。午後ロー以外の洋画劇場全滅したが、CMは映画の趣を壊さない落ち着いた雰囲気を求められてた。週一でしか見られない洋酒のCMとか有ったな。

197: 名無しさん@恐縮です 2019/06/09(日) 05:44:44.87 dgE6ewm/0.net
メインの視聴層も歳をとったということ

198: 名無しさん@恐縮です 2019/06/09(日) 06:13:48.36 3pjWQPOf0.net
ポツンと一軒家が視聴率高くて内容も評判がいいが
このスレてきにはどうですか

200: 名無しさん@恐縮です 2019/06/09(日) 06:52:43.58 WU6kUTrP0.net
アクティブでない人の代わりにアクティブなディレクターや制作スタッフが汗をかく番組が受ける

引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1559979960/